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  3. 欧州2024・備忘録・フランクフルト③-日帰りでケルンとアウグストゥスブルク城-

フランクフルトに4泊し、日帰りでケルンの大聖堂を観に行く(列車で片道1時間半以内)。ケルン近くのブリュール(Brühl)にあるアウグストゥスブルク城は是非訪れたいと思った。

世界遺産に登録されているアウグストゥスブルク城は、ロココとバロックが融合した城。ヴュルツブルクのレジデンスも手掛けたバルタザール・ノイマン作の吹き抜け階段は見どころ。月曜休み。

往復3時間はかかるので、朝早くから行こうとドイツ鉄道Deutsche Bahn)を予約していた。フランクフルトーボンーブリュールと乗り継ぎを予定していたが、DB(Deutsche Bahn)から運行予定が変わり乗り継ぎができなくなったとのメールが来た。新しく予約をし直して列車に乗ったのだが、これも時刻表通りにはいかず、20分くらい遅れてボンに到着。予定していた列車は既に出た後。しかたなく駅のホームで待ち、1時間後の列車に乗ることになった。

この時、実は新しく予約し直す必要はなかった後述)。

ドイツでも(スイスでも)列車に座っていると必ず車掌さんがチケットを確認しにくるのだが(スマホのアプリのQRコードをチェックされる)、予約していた時刻の列車でなくても問題ないようだった。まあドイツではよくあることなのかも。実際、ドイツの鉄道では遅延はつきものらしい。

ちなみに、ICEは新幹線みたいな列車で、トイレや食堂車もある。そして予約時に1等車か2等車を選ぶ。駅のホームに行き、出発列車案内板を見ると列車がホームのどの辺りに停車するのかがわかる。ホームにA、B、C、D、Eと書いてあり、Aのあたりが1等車とかCのあたりが2等車とかがわかるのでその表示のあたりで待つ。日本と違って乗り口がどのあたりかもはっきりしていないので、列車が停まると皆、あわてて乗り口に向かう、という感じだった。

アウグストゥスブルク城は美しかった。吹き抜けのところだけ撮影を許されていた。何人か集まったらグループで係の人が説明しながら見て回るシステム。

うっかり別邸のファルケンルスト城(Schloss Falkenlust)とのコンビチケットを買ったのだが、ファルケンルスト城は思いのほか遠く(Google Mapで見たら、徒歩27分・2キロ弱はありそう)、暑い日でもありあきらめた。タクシーなどもない。これから行かれる方、ご注意!

ブリュール駅までは歩いて5分くらい。ブリュール駅からケルン駅までは列車で14分。20分間隔で列車がある。世界遺産を一生懸命観たので目が疲れた。駅構内のベンチで少し休む。

ケルン駅を出ると、目の前がケルン大聖堂。暑い日で体力を消耗していたので、まず駅のカフェでハムチーズ入りクロワッサンとコーヒーの遅いランチを食べる。

大聖堂の中で座席に長いこと座って休んでから、ケルンの街を少し歩いた。
この日、大聖堂の横でサッカーのイベントのようなものが行われていた。何故か皆で「ヘイ・ジュード」を歌っていた。これも愛国心なのか。

ケルンから新幹線のようなICEでフランクフルト中央駅に帰る。ケルン駅の構内のショッピングモールにあるコンビニ「REWE To Go」で、夕食のカプレーゼ・バジルサラダと小エビのガーリックオイル漬けを買い、ガラガラの車内で食べた。小エビのガーリックオイル漬けはかなり気に入ったので、日本に帰ってからも作った。笑
ICEは1時間半くらい乗る。夏は冷房が効きすぎて冷えるのでご注意を。


※早割りのスーパーセイバーチケットで買ったキャンセル不可の切符をそのままにして、新しくクレジットカードで買ってしまったのだが、今、DBからのメールをよく読むと(英語を翻訳)、、

「時刻表の変更により、・・・の予定されたご旅行は記載通りに実施できなくなりました。・・・予約した乗り継ぎで特定の列車に乗車するという要件は解除されました。つまり、チケットは他のドイツ鉄道の長距離列車 (ICE/IC/EC など)、普通列車や S バーンでも使用できます。
と書いてある。つまり新しく買いなおさなくてもアプリのQRコードを車掌さんに見せればそのまま行けたのか。。なんと今頃わかった!苦笑
不測の事態が発生してもあたふたせず、メールをよく読もう!

日本と違って駅のプラットフォームに行くのにチケットをかざすゲートもないし。。
(ちなみに、乗る予定の列車が20分以上遅れている時も、他の列車に乗ることができるらしい。また、到着の遅延が61分以上で、切符全額の25%が、121分以上で、50%が返金される。)

二重に支払っていたので、DBからのメールに返信で「返金についてどうすればいいですか」といったメールをしておいた。1か月ほどして返金は保証します、というメールが来た。電話をするようにと書いてあったので時差とか面倒だなと思っていたら、昨日ドイツから封書が届いた。アプリでアカウントを作る際に、日本の住所を入力しておいて良かった。銀行口座の名前と、口座番号、銀行のSWIFTという固有コードを書いて送るようにと書いてあった。返金されそうでうれしい。
お手数をお掛けしすみません。Danke schön !

続く

※アウグストゥスブルク城のことも書いてある「地球の歩き方・南ドイツ

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