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  3. 久々の北海道・オホーツク地方 備忘録

今年のお正月は何も予定がなかった。息子たちが帰ってきて元日にお好み焼き屋さん(駅前で元日にやっているのはほぼここだけ)で乾杯するかなと思っていただけ。

ところが急遽、家族全員で北見に行くことになった。
31日に夫の母が亡くなったためだ。94歳であった。

3月に顔を見に行こうかと話していた。生きているうちに会いに行けなくてごめんなさい。

大晦日に急遽家族会議を経て航空券を予約。バラバラに帰ることになったが、何とかチケットが取れて良かった。

久々の女満別空港。バスで北見駅に向かう予定だったが、夫の兄が車で迎えに来てくれた(夫も車にいた)。実家は北見駅から徒歩5分のところにある。

車からの景色は40年前から変わらない雪景色だ。お義父さんとお義母さんやお兄さんが車であちこちに連れて行ってくれたなぁ。道東の観光地にはほぼすべて連れて行ってくれた。
夏の美幌峠、そこから見える屈斜路湖、摩周湖、そして知床、サロマ湖、温根湯温泉などなど。年末年始に大家族で旅館に泊まりに行ったなぁ。釧路方面に丹頂鶴を見に行ったこともあった。トマムや支笏湖に行ったこともあった。お義母さんに長いこと訓子府メロンも送ってもらってたなぁ。
お義父さんお義母さん、お兄さんもありがとう。

空港から3人で帰り道に温泉「のんたの湯」に寄って帰る。夫と兄は実家に泊まるが、お風呂は毎日近くのサウナに行くらしい。私は近くのホテルを予約してもらっていた。

実家に行き、お義母さんと会い、お線香をあげる。おかあさん、と呼んだ。目を開けそう。私は最近あまり来られなくてごめんなさい。亡きお義父さんやご先祖様にもご挨拶。
お兄さんと夫と、夕食ですぐ近くの「居酒屋はなれ(花菜)」さんに行く。お刺身、ホッケ、カキフライなどなど。

翌日はお通夜、翌々日は葬儀。

実家で目覚めた夫が、棚の本が気になり開いてみた。しおりの紐のところを見ると、亡きお義父さんの経歴や、今はお兄さんとその息子が受け継いでいる会社の沿革や、お義母さんといつ結婚したか、お義母さんが会社の仕事を手伝っていたことなどが詳しく書かれていたという。本を見つけたおかげで、お葬式の時にお義母さんの経歴を正しく説明してもらうことができた。お兄さんに感謝されてた。

お義母さんは最後の1年半グループホームに入ったのだけど、お金は要らないので持たせていなかったらしい。時々お兄さんに「お金がない」と言うのだが渡していなかった(認知症の方もいるので持たせることができない)。亡くなってからお兄さんが懐に千円札を入れてあげたという。三途の川を渡るのに船賃が要ることもあるかも知れない(人によるらしい)と何かで読んだので、良かったと思う。私も千円札を棺に入れようと思ったのだが、タイミングを逸してしまった。。まあ千円あれば問題ないかも。

お葬式で義理の姉の隣に座った。お姉さんの数珠が私のと同じであった。お義母さんが熊野の那智山・青岸渡寺に旅行に行った時に私に買ってきてくれたものだ。息子の二人の嫁に同じものを買ってくれてたんだなぁ。
水晶が二重になったもの。私が数年前にひとりで青岸渡寺に行った時は、水晶が二重のものはもう売っていなかった。きっと奮発してくれたんだなぁ。。ありがとう。

同じ時に夫も数珠をもらっていた。その数珠は昨年5月の私の父の納骨で使った時に紐が切れてしまって、直していなかった。それを12月になぜか大掃除より優先順位が高い気がして直したのだった。ほんと直しておいて良かった。

北見で火葬場は1か所、山の方にある。前にお義父さんの出棺の時にも行ったところだ。
東京では街の真ん中に火葬場がある。昔、お兄さんは私の父の葬儀(東京)に来てくれたのだが、街の真ん中に火葬場があることに驚いていた。

翌日、私と夫と次男の帰りは、夜の便しか取れなかったのでまる一日時間があった。

お兄さんはお疲れにもかかわらず車で、網走の北海道立北方民族博物館、道の駅・流氷街道網走、鮨ダイニング 月、モンベル オホーツク小清水店、小清水町ワタシノ、夕焼けの美幌峠、峠の湯びほろ(温泉)に連れて行ってくれた。お疲れのところほんと申し訳ない。。。

北海道立北方民族博物館は、北方民族(アイヌ、イヌイット等)の歴史や暮らし方が詳しくわかるので興味のある方におすすめ。音声ガイドがわかりやすい。

道の駅・流氷街道網走で買ったしじみのクラウチャウダーがとても美味しかった。美味しくて毎日飲んでもうない。見つけたらまた買おうと思う。と思ったらAmazonで売っていた。買う。
網走流氷観光砕氷船おーろら」という、流氷を砕きながら進む観光船もここから出るとのこと。1月20日からの運航らしい。

Amazon→しじみのクラウチャウダー

鮨ダイニング 月」では北海道のお寿司を食べてしまった。汗。北海道のウニは甘い。私が「美味しい。おかあさんが連れてきてくれたようなものだね。感謝。一緒に来てるかも」と言うとお兄さんは「払ってくれないけどな」と笑った。

今回、新しいと思った「小清水町ワタシノ」。小清水町防災拠点型複合庁舎の呼称だ。「フェーズフリー」の施設で、役場であると同時に防災時に拠点となれるよう設計されている。カフェ、コインランドリー、フィットネスを併設している。フィットネスのシャワーやジムスペースは、一時避難に利用するらしい。施設は温泉熱で温めており、冬季も暖かい。カフェは備蓄や炊き出しに使える。

↑コインランドリー

「小清水町ワタシノ」ホームページ画像より↑

日本中の役所を建て替える際に、こういう設計にすれば地震大国ニッポンも安心できそう。少し前のように箱モノの美術館をたくさん建てるより余程必要性は高い。
「小清水町ワタシノ」は家族にも関係のある株式会社乃村工藝社が設計等で関わっている。

カフェカウンターの向こうには、子供向けのボルダリング。子供の運動不足解消にも良さそう。床も柔らかくなっている。小さい子供って動くことを体が欲するので、少しもじっとしていない動物だからなぁ。こういうのは必要。

ここでしばらくコーヒー休憩をした。

それから、お兄さんは美幌峠に連れて行ってくれた。
幻想的な夕暮れであった。

湖の中に丸い島がある、屈斜路湖。飛行機からも見えた。夕暮れは初めてかも。

美幌峠のショップで「じゃがいもにホットケーキの衣を付けて揚げたもの」が売っており、初めて食べた40年前から大好きだ。それを言うとお兄さんは「皆、最近はじゃがいもよりホリエモンのカレーパンを買うぞ」と言った。

なるほど。。。夕暮れ時は「ザックザクカレーパン」は売り切れであったが。。調べたら、帯広が一号店なのか。

その後、峠の湯びほろ(温泉)に行ってひと休み。
しかしそこで、なんと転んで?救急車で運ばれた人がいたらしい。夫もお兄さんも気をつけてというメッセージかも。もちろん私も気をつけよう。

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