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  3. いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい

今日は本「いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。」ジュリア・キャメロン(著)のご紹介です。ホントに素敵な本です。

中田敦彦氏のYouTubeで知ったこの本。

1992年「アーティスト・ウェイ」(邦題:「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。)を著したジュリア・キャメロンの、いわば『大人版』、第二の人生に踏み出しつつある人々のために書かれた本です。しかし実際は若い世代に刺さっているようです。

創造する仕事に携わってきた彼女が、いかに創造性を絶やさないようにするかを研究してきたハウツーを具体的に紹介してくれていて参考になります。

私たちは好きなことだけをやって食べていくことはほとんどできないので(特に若いうちは)、大抵は興味のある分野で時間を売ったり、「仕事は我慢代だ」と思い、会社に時間を取られたりする。それも真実です。私も散々時間を売ってまいりました。明日食べていくのにはお金がいるのです。

いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。では、各自以下のワークをします。

1.日々の「モーニング・ページ」

朝起きてすぐに思ったことを心のままにノートに書く。書くことでスピリチュアルな整体ができる。日常の選択ポイントが見えてくる。そして、内面が答えてくれるのが聞こえ始める。私たちはみな、次に何をするべきかを教える虫の知らせを聞けるし、直観も持っている。それらに巧妙に導かれる。重要な問題なのに行動を起こすことをためらっていると、モーニングページが提案に応じるまで小言を言うのだ。

2.1週間に1回の「アーティスト・デート」

興味の赴くままに探検しよう。展覧会、本屋でもいい、音楽会、ライブ、映画など、自分の興味を引くものや自分を魅了するものを探しに行こう。必ず得るものがあるはずだ。それは自分だけを喜ばせるもので良い。

3.1週間に2回、1人でする「ソロ・ウォーキング」

20分だけでいい、たったひとりでただ歩こう。スマホも犬もイヤホンもダメ。運動にもなるし、ひとりで歩いていてひらめきを得ることは良くある。ひとりの大切な時間。

4.そして本書で追加された「メモワール」

過去の人生を再訪することにより、残りの人生のための出発点にたどりつく。人生の実験と結果を見て、様々なことを乗り越えてきた自分は人生に祝福されていたと感じることができる。敬意を持って振り返る。

わたし
わたし

このワーク達、日本語でいう『内省』ですな。

自分との対話。心の声をちゃんと聴く。

4.の「メモワール」が面白い。今までの人生を12分割し、過去の自分がどこに住み、何が好きで、何に挑戦したかなど、印象的な匂いなどと共に細かく思い出してみる。すると、自分はこんなにも愛されてきた、こんなにも頑張ってきたということを思い出し、意味のある面白い人生だったじゃないかということに気づくことができる。

確かに、私も若い時には思ってもみなかったけれど、今振り返ると、仕事を頑張ってきた自分や二人の息子を育ててきた楽しかった日々には満足感があります。二人ともいまや良き友達となり、理解者となって支えてくれます。夫も私もがんばってきました。
歳を重ねるのは意外と悪くないかも知れません。

わたし
わたし

お年寄りは幸せだと聞くけれど本当に幸せなんだと思います。

1から4までのルーティーンワークをすることで、過去の夢のかけらを思い出し、忘れていた自分を取り戻す。そして自分が楽しめること・得意なこと・興味があることを再発見する。直観的に自分が進むべき方向がわかる、というわけです。

ピカソの言葉を紹介しています。
『すべての子供はアーティストとして生まれる。問題は大人になってからもアーティストのままでいられるかどうかだ。』

また、以下の言葉もありました。

「人生の第二幕で天職を」
「お金にならなくても価値のある行動とは」

アインシュタインの言葉も紹介しています。
『どれだけ長い年月を生きても歳を取ってはいけない。
偉大なる神秘を前に、好奇心旺盛な子供のように立ち上がり続けなければならない。』

ずっとやりたかったことは、自分の中にあるということに気づく本です。

中田敦彦氏は海外に移住してしまいました。おそらく内なる声に従って。。

人生にやり残して後悔すること、ありませんか。

いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。

森の散歩
森の散歩