16時間断食について・血管も守り老化も防ぎたい -ただし高齢の方は注意-

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16時間断食はどうなのか、について調べているのですが、本当に難しい。(20220629追記)
いろいろな本を読み、新しい知見を得たら追記することにしています。

一日一食程度抜いても良い、という本は主に以下の二冊。
LIFE SPAN(ライフスパン)―老いなき世界 (著:デビッド・A・シンクレア)と、
GENIUS LIFE (ジーニアス・ライフ)-万全の体調で生き抜く力- (著:マックス・ルガヴェア)を読みました。2冊に共通する結論は「14~16時間断食は効果あり」です。
体内時計をリセットする目的もある朝食は本来あまり欠食しない方が良いのですが(便秘になることもある)、中年以降若返りを目指すためには有効です。時々プチ断食したり空腹を感じると、身体のサーチュイン回路が働きオートファジーが動きだし、細胞の大掃除(再利用)が行われるようです。
身体にストレスを与えると身体は細胞レベルで頑張り出すということです。

下記の二冊は、16時間断食はしない方が良い派。
ずっと元気でいたければ 60歳から食事を変えなさい(著:森由香子)
高齢になると、16時間も脳への血流が減るのは認知症を招く恐れがあるのでおすすめしない、と書かれていました。↓

最近読んだ「スタンフォード式・疲れない体」(著:山田和生)によると、「朝食抜きは、三食中一番”やばい”」とのこと。スタンフォード大学でアスレチックトレーナーを長くしている著者は、「血糖値スパイク」の危険性を指摘し、朝食は「抜かずに食べる」ことが肝心、と言う。ただし、すべての食事は「必ず腹八分目」にすべき。

「朝食」を取るか取らないか、そして朝何を食べるかで一日のパフォーマンスや疲れ具合がまったく違ってくる

スタンフォード式・疲れない体

★若い女性は朝食を摂らないと体が冷えて生理痛がひどくなるらしい。朝食は糖質だけではダメで、タンパク質を摂ることで体が温まり血液の流れが良くなって生理痛がやわらぐとのことです。寝ていて体温が下がった状態が昼まで続くと、子宮の血液がうまく流れなくなり流そうという圧が過剰にかかり、痛みを強くするとのこと。
また、日本女性の朝食抜きは、肥満、不妊につながってしまうらしいです。
あえて空腹時間を作る「プチ断食」は、女性には勧められない医学的理由(細川モモ先生)

16時間断食は自分の性別・年齢・運動量や体質を考えるべきですね。まあ当たり前ではありますが。


GENIUS LIFE 備忘録はこちら 「14~16時間断食は効果あり」 ↓

GENIUS LIFE (ジーニアス・ライフ)-万全の体調で生き抜く力- を読んだ。食事、体内時計、化学物質、低温・高温など②

「空腹」こそ最強のクスリ” という本の備忘録。(著者は医学博士の青木厚氏)

睡眠時間を上手に組み合わせて

「16時間断食」(1日16時間は食べない)だけで、

細胞内の悪いタンパク質や細菌が除去され、

全身の細胞がみるみる修復!

―「空腹」こそ最強のクスリー

16時間断食をすることで脂肪が燃やされるし、体に備わった「オートファジー」が働き出し体内の古くなった細胞が生まれ変わることで、病気や老化も遠ざけてくれる。青木先生自身、この方法を取り入れて半年間で16kgの減量に成功したとのこと。

あの南雲吉則先生の、「60歳を超えても40代に見える生き方 老化に勝ち続ける私の毎日」も、過去に読みました。若く見える方の本、説得力があります。南雲先生は、一日一食とのことです(当時)。


昔観た番組で、「老化」を研究したレポート番組で(たぶんNHK)、二匹の同じ歳のサルを使った実験がありました。(アカゲザルの実験の話は、「LIFE SPAN」にも出てきました。)

毎日「満腹になるまで食べさせたサル」「腹6分目(だったと思う)食べさせたサル」の数年後か十数年後の映像。「満腹のサル」は、毛が抜け顔もシワシワでヨロヨロのおじいちゃんになり、「腹6分目のサル」の方は体つきも若々しく動きも活発。毛もツヤツヤのフサフサを維持していました。

見た目が全然違いました。見た目が違うということは内臓もそうなのでしょう。衝撃でした。

人にとって空腹って大切なんだ!!
腹6分目、目指したいです。

私の場合、週2~3回はスポーツをするので、タンパク質とカルシウムは多めにとりたい。。
と思っていましたが、動物性たんぱく質とアミノ酸の摂りすぎは、返って体に害があるようです。本当に難しいです。↓

「LIFE SPAN」備忘録はこちら。


 かと思えば、”「朝食抜き」習慣が血管の硬化に悪影響” という記事もありました。

この研究は、生活習慣の中で、どのようなことが糖尿病の進展に影響するのかを調べたものです。世界的権威のある英国の医学専門誌「BMJ open Diabetes Research & Care」に2020年2月掲載されたとのこと。また先日開催された「第52回日本動脈硬化学会総会・学術集会」で発表されたらしい。(順天堂大学大学院医学研究科代謝内分泌内科学の三田智也准教授、綿田裕孝教授らの研究グループによる。)出典はこちら

まあ、朝食を抜くとお腹が空くので、昼にドカ食いすることになるよなぁ。血糖値スパイクになるのかも知れないので、糖尿病リスクのある人は食べる内容や順番などに気を付けた方がいいですね。


自分としての結論は、

普段は「腹6~7分目」程度で一日3食、糖質をとり過ぎずバランスよく食べる。
また、腸内フローラのためにいろんな種類の食材を食べる。
血糖値スパイク防止には、朝は野菜や果物・タンパク質・乳製品・みそ汁などを摂り糖質は最後に食べる。

わたし
わたし

いろいろな本を読んでだんだんわかってきました。


後日書いた記事↓

コロナ太りにも!簡単な方法で「血糖値スパイク」を改善
HbAlcを下げるには。まとめてみた -血液を良くしたい-

LIFE SPAN(ライフスパン)―老いなき世界
デビッド・A・シンクレア (著), マシュー・D・ラプラント (著), 梶山 あゆみ (翻訳) 

ベジファーストでいきましょう。ただし60歳からは「肉・魚ファースト」に。